梁川の春
福島市の北東方向に位置する伊達郡梁川町には、梁川希望の森公園と言う公園があります。
第三セクターの阿武隈急行線を、「やながわ希望の森公園前」駅で降りると、公園はもう目の前です。
この公園には、軌間762mmのミニSLが走っています。
総延長1kmにも満たない短い線路ですが、沿線には季節ごとの花が咲き、勾配もあるし、両端にはターンテーブルも有って、乗っても撮っても楽しめる線路になっています。
この公園が昭和62年に開業した時は、細くひょろひょろとした印象だった桜の木もすっかり大きくなり、今では県内有数のお花見の名所になりました。
もちろん、線路に沿って植えられた桜の木も見事に育っていて、ミニSLとの組み合わせは良い被写体になっています。
写真をクリックすると、大きな画像がご覧になれます。
爆煙を上げるミニSL。その名も「さくら1号」です。
勾配標識でも判るように、ここは下り坂になっています。
煙は期待できませんが、桜が綺麗なのでついつい撮ってしまいました。
こちらは上り勾配での写真です。
左は沿線のほぼ中間地点。桜の木の枝をくぐる所です。良く見ると桜の花が煤けて黒っぽくなっています。
右はもう間もなく公園口駅(正式には「東口駅」)に着くところです。
この辺りが一番勾配が急なところですが、石炭はほとんど燃え尽きていて、白い蒸気しか見えません。
左は桜の花のアーチをくぐる、この線一番の見どころです。残念ながら下り込みで、煙は吐いていません。
右は「東口駅」に着く直前です。
奥の桜の花が見える辺りが、公園です。お花見客の車も一杯です。
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