憧れの羽越本線
☆その3 : 優等列車のお通りだ
写真 1
羽越本線の優等列車と言えば、普通は昼行のディーゼル特急を思い浮かべますが、朝早くには寝台特急「日本海」も撮影できました。
20系客車の先頭に立つDD51は気合いが入っているように見えましたが、ヘッドマークが付けられていないのが残念でした。
写真 2
「日本海」「白鳥」と共に、大阪と青森を結ぶ急行「きたぐに」です。
寝台車は新潟で切り離してしまいますが、グリーン車が優等列車であることを主張しています。
日本海の眺めに、長旅の疲れもいやされることでしょう。
1971.01.02 小波渡−三瀬にて
写真 3
防風林の中から姿を現したキハ81系の「いなほ」です。
この当時は上野−秋田間を一日1往復していました。
独特の顔つきですが、これが現在各地で大活躍している気動車特急の、ご先祖様になる訳ですね。
「いなほ」の写真は、[retro ML]のページにも少しあります。そちらも併せてご覧下さい。
1972.04.29 羽後亀田−道川にて
写真 4
長駆大阪まで駈ける羽越本線の女王、キハ82系の「白鳥」です。
風光明媚なこの区間で、なんとか海を背景に撮影できました。これは私のお気に入りの1コマです。
ただ、なぜカラーで撮影しなかったのか、この辺の事情がすっかり記憶から抜け落ちているので、疑問は残りますが・・・。
1971.05.02 上浜−小砂川にて
写真 5
単線が多い羽越線では、各所で交換や追い抜きが見られました。
朝の羽後亀田駅では、DD51の客車とD51の貨物を待たせて、特急「白鳥」が駆け抜ける光景が見られました。
1972.04.29 羽後亀田駅にて
写真 6
電化工事が進む坂町駅を発車する、上り「白鳥」です。
続行の貨物列車を牽くD51も、蒸気を上げて準備完了です。
こんな光景が見られたのも、このあと2ヶ月程度でした。
1972.08.25 坂町駅構内にて
写真 7
10系寝台客車を連ねた、上野−秋田間の新設の寝台急行列車「天の川」です。
東海道本線の「銀河」にあやかろうとしたのでしょうか、私はこの風流な名前が好きでした。
この日は、丸い目玉が特徴の1号機が牽引してきました。
1972.04.29 羽後亀田駅−道川にて
写真 8
雨の坂町駅を発車する、下り「天の川」です。
客車の後方には、SGの蒸気がまとわりついています。
構内には、既に電化の為のポールとビームが設置されていました。
1972.03.24 坂町駅にて
写真 9(おまけ)
急行「天の川」のサボです。
10系のロネ、ハネを連ねた編成は見応えがありました。
この頃は、編成メモを取るなどと言う事を知らなかったもので、ただぼーっと眺めていただけなのが悔やまれます。
1972.03.24 坂町駅にて