ラサの煙



☆後継機、そして・・・

昭和51年4月2日に機関庫へお邪魔したときには居なかったのに、翌日再度訪問したら庫の前に見慣れないディーゼル機関車が・・・。
当時国鉄からは、蒸気機関車の煙は完全に消えていましたが、ついにここにも無煙化の波が来たのかと、複雑な気持ちでした。
新しいディーゼル機関車は、DD16タイプでしたが、当時はまだDD13タイプの機関車が多数製造されていましたから、なぜDD16なのかと疑問に思いました。


1976.04.03  ラサ工業(株)宮古工場 機関庫にて


もちろんキャブには社紋が・・・。

形式名の「DD52」は、ディーゼル駆動の4軸車で、自重52tと言う意味の様です。

無煙化切り替えの時期については、お聞きしたかどうか忘れてしまいましたが、機関庫の方のお話では、DL化後はC11はどこかに保存になる予定だとの事でした。
そう思って写真を見ると、庫の中にはもうC11は居ないような・・・。
肝心のC10はと言えば、「はっきり決まっては居ないけど、機関庫に置くようになるだろう。」と伺いました。
恐らくディーゼル機関車の、検査の際の予備機という意味も有ったのでしょうか。
そのお陰で、現在の大井川鉄道でCタンク機関車3形式の揃い踏みが見れるのですね。
今思えば大変ありがたい決定でした。

1976.04.03  ラサ工業(株)宮古工場 機関庫にて


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