晩年の急行「おが」を追って
夜行急行が無くなりかけた頃、多客期の臨時列車として北上線には、急行「おが」が走っていました。
急行「おが」は元々奥羽線を走っていた列車ですが、山形新幹線の工事の関係で板谷峠が通れなくなり、北上線を迂回することになったものです。
当時の「おが」は20系客車を使っており、これが北上線ではDD51牽引になることから、一躍脚光を浴びることになりました。
走る時期は、夏と冬の帰省時期と5月の連休だけ。
それも下り列車の乗車が見込まれる、休みの前半に限られていました。