あべくまの乗っ撮り絵日記
☆平成16年10月17日 ( 日曜日 )
今年5月に運転された、磐越東線のC11+旧型客車の臨時列車が大変好評だったようで、秋にも再び運転される事になりました。今回は牽引機C11の向きが5月の時とは逆になって、郡山発が前向きになりました。
今回もいわき市在住のFさんとご一緒させてもらう事になりました。また、磐越西線の山都で知り合った、東京のIさんともご一緒することになりました。
福島、いわき、郡山(Iさんは前日磐越西線に撮影に行き、郡山に泊まっていました。)の3方向から磐越東線を目指した私達は、まずは三春の町内で落ち合いました。
Iさんは三春〜要田の定番カーブに行った事が無いとの事なので、まずはそこから始めることにしました。私も久し振りです。
さすがに定番の撮影地で、通過の1時間ほど前に着きましたがすごい人出でした。
ただ、ここは車の置き場所さえ確保できれば何人でも入れるところなので、場所取りには何の問題も有りませんでした。
逆光で良く判りませんが、何人居るでしょうか?
列車通過直前にはもっともっと増えました。
トンネル飛び出しのカーブ周辺の田圃では稲刈りが終わり、綺麗にはざ掛けが並んでいました。
SL通過前には、戻りの後補機になるDE10が単機で通過して行きました。これはちょっと得した感じがしました。
三春−要田にて
列車通過後は、他の人よりは比較的早いタイミングで車に戻り移動しましたが、要田駅構内の踏切まで戻ったら、意外にもC11は要田駅に停車中でした。
これはオメガカーブの先の築堤に行くしかないと、即決しました。
信号待ちしている間に列車は発車してしまいましたが、トンネルの出口には余裕を持って先に到着しました。
道幅が広い割りに交通量が少ないため、道路に車を停めて眺めている人や撮影している人が大勢居ました。
築堤の上にはススキが沢山生えていたので、逆光で狙ってみましたが露出が上手く行かず、結局フォトショップの助けを借りてしまいました。
すべて要田−船引にて
磐越東線の運転は停車時間が長く、比較的楽に追っ駆けが出来ます。本番はカメラマンも多くなるので何度も撮るのは無理かと思っていましたが、そんな事はありませんでした。
船引−磐城常葉にて
大越−菅谷にて
小野新町−夏井にて
川前駅発車
川前駅にて
川前駅発車を見送って、午前の部は終わりにしました。
午後の部は5月の運転の時にも撮った、小川郷−江田のトンネル出口俯瞰に決めました。
早速移動して近くの駐車スペースに車を止め、三脚で場所を確保してから用意してきたコンビニのお弁当で昼食です。
上り列車の川前発車が11:45。下り列車の小川郷発車が15:02ですから、撮影地付近の通過時刻は15:15頃でしょうか。長い待ち時間です。
前回は待っているうち雨が降ってきましたが、今回は良いお天気でした。ただ、山の中のため列車通過の頃には予想外に影が伸びてしまいました。
後補機も頑張っていました。
小川郷−江田にて
ちょっとした鉄渋滞の中、ゆっくり進むと列車は江田駅に止まっていました。
しかし故障でしょうか、普通なら当然開いているはずの踏切が開きません。列車が発車してから、ようやく遮断機が上がりましたが、このため川前駅まで列車に追いつくことは出来ませんでした。
川前駅停車中に列車を追い越し、撮影地を探してどんどん進みました。
川沿いのちょっと開けた所に駐車スペースを見つけたので、そこで撮る事にしました。
夕方のやわらかい光が綺麗でした。
川前−夏井にて
C11は意外に軽々と走ってきました。後ろのDE10は頑張って押していました。
川前−夏井にて
小野新町に停車中に、また先行しました。5月の時とは混み方がずいぶん違います。神俣との間の針温泉付近で、田んぼの中でカメラを構えました。
上り列車(いわき行き)は完全絶気なので、下り列車は煙を吐くだろうと思っていましたが、予想通りでした。
列車は小野新町駅で後補機を開放して、身軽な姿でやって来ました。ここで補機を放すとは思っていなかったので、最初のアングルは中途半端になってしまいました。気を取り直してアップでパチリ!
小野新町−神俣にて
神俣の街を出外れた辺りで、たまたま列車と並んでしまいました。力行する機関車を、車で並走しながら眺めるのは楽しいですね。
運転手役のFさんには申し訳ないけど、私もIさんも充分楽しませてもらいました。
ただ、この時撮った写真は、薄暗くなってシャッタースピードがかなり遅くなった関係もあって、ブレがひどかったのが残念です。
列車はこの後大越駅に止まりましたが、この間に我々は船引駅まで先行しました。
船引駅では後続の普通列車を先に通すため、15分も停車します。もうかなり暗くなっていたので絶好のバルブタイムでした。
ただ、見物の人が多くて、思うような写真は撮れませんでした。
列車到着直後
発車直前です(これのみ10月11日撮影)
船引駅を発車すると、列車は峠のトンネルに向けて加速していきます。
暗闇の中、いつまでもドラフト音が聞こえていました。そしてトンネルに入る汽笛が聞こえてきた時、ホームの人影はすっかり消えていました。
私たちも一日の成果に満足して、家路につきました。
[戻る]
[メール]