最 後 の 日 に

☆ お別れ列車、そして最後の・・・


   
飾り付けが出来たお別れ列車。川俣線最後の日だから、キハ58系気動車が入ったのでしょうか。
発車までしばらくの間お休みです。

1972.5.13  川俣線松川駅


 阿武隈川にかかる鉄橋を渡るお別れ列車。 川俣線で一番の名所です。

1973.5.13  川俣線 松川−岩代飯野




夕方の列車を撮影して松川駅に戻ると、いつの間にかC12が重連で来ていました。
会津若松から有火回送されてきたようです。今ならこんな回送列車を追い掛ける人も多いことでしょう。
このC12は、川俣線最終列車が出た後に、それぞれの保存場所である岩代飯野駅と岩代川俣駅まで、自走で回送されました。

1972.5.13  川俣線松川駅


 
松川駅にたたずむC12重連。
前位のC1266は岩代川俣駅に保存、後位のC1260は岩代飯野駅に保存になりました。
保存場所まで自力走行で回送されたというのは、極めて珍しい例だと思います。

1972.5.13  川俣線松川駅




松川駅ホームにて発車を待つC1260。
全国でまだSLが活躍中とは言え、東北本線沿線のこの辺りからは煙が消えて久しく、珍客の登場に見物人が後を絶ちませんでした。
発車時刻になると、C12は長い汽笛を残して、二度と戻らない旅に出たのでした。

1972.5.13  川俣線松川駅


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